Yusuke's Blog

【読書メモ】ダンナ様はFBI

 

ダンナ様はFBI (幻冬舎文庫)

ダンナ様はFBI (幻冬舎文庫)

 

  FBIの仕事ってどんなんだろうと軽い気持ちで読んだら思ったより良書。FBI式人間関係攻略術なんかが書いてあった。

 

やることは、

・青信号点滅時や踏切鳴ってから渡らないこと。焦って走るようなことはしないこと。

・初めてあった人には、大げさなほどの笑顔の先制パンチを2度食らわすこと。

・最初の1分間は、その人個人にフォーカスしたごく簡単な質問をすること。

・どんなに面倒臭くてもやらなくてはと思っている自己投資を行うこと。

 

◎人を見た目で判断する

人間は昔から、人の外観から注意深く敵か味方かを判断して生き延びてきたから、直感的に、どんな人かはわかってしまうものなんだ。(中略)ダーリンはそれでいいと言った。自分なりのグループ分けができれば、どのような集団を相手にしても対応できる。ぼんやりと眺めるのではなく、分類して捉えることがまず大事だという。

 作中では、著者がダーリンの指令で3日間、女性を瞬時に4つのタイプに分類し、自分がそう判断する理由を言語化する訓練を行っていた。その4つが、

  ・話しかけやすい女性

  ・気位が高そうで、話しかけにくい女性

  ・気遣いをしそうな気の弱い感じの女性

  ・できるキャリアウーマン

 服装や髪型などの見た目はその人が何を伝えたいか、自分がどう受け取って欲しいかと言うメッセージ。しっかり受け取り、あなたの仕事ぶりのどこを受け止めたかを、会った瞬間に積極的に言葉にすることが大切。

 

◎集団インタビューでの進行の仕方

そして集団にアプローチするときには、平均値を持っている雰囲気の人間を軸にするのが鉄則なんだ。(中略)最初に彼女が発言すれば、他の参加者も安心して、場の空気を読むことができる。(中略)つまりダーリンは、人が何人集まろうと最初は、誰もが安心する平均値の真ん中の人を見定めて、その人にまず話を振る、次に話しかけにくい人や、鋭いことを言いそうな人を挟み、最後は気の弱そうな人に安心して話させよ、それを質問ごとにあるいはテーマごとに繰り返せ、というのだった。 

 

◎青信号点滅は走るな

 「忘れたのか。行動はくせになり、君の習い性になるってことを。(中略)ちゃんと準備して仕事に臨むことが大切なのに、案外簡単に仕事が済んでしまったら、そう、まるで青信号点滅で渡ってしまうことができたら、その味を覚えてしまうだろ。そうなると緻密さがなくなり、ジタバタが習い性になり、とにかくそこそこで間に合えばいいという甘さが出てくるんだよ。」

  著者が青信号が点滅し、走って渡ったときのダーリンの言葉。

 

◎有効なインタビューのスタートには、笑顔の先制パンチ

その1時間を有効にスタートするためには、いかに表情が大切かを何度も私に説いた。とくに、会った瞬間の笑顔は、大げさのほどにはっきり笑うことが大事だと言った。「人間は、どんなに成功しても自信があっても、初対面の人間には緊張する。これはもう本能だから仕方がない。(中略)アメリカ人になったつもりで、はっきり、大きく、チャーミングに笑顔を作れ」 

  著者は何度も一瞬で笑顔を作る練習を鏡の前でした。僕を含めて日本人は意外とうまく笑えない。練習が必要。

 

◎出会って最初の1分間は、相手に尊敬を伝える時間

世間話ではない。その人にしか答えられない質問を投げかけるのだと言った。そのためには、本人の何かに着目する目線が必要だ。細やかな関心を持たないと聞けない質問は、必ず、相手に、私はあなたを知りたいというメッセージとして届くとダーリンは言う。 

 

◎今やらないと後日では出遅れたと思い、余計やらない

後悔しないようにするためには、やらなくてはと思っていることを実行するんだよ。面倒臭くても、行きたくなくてもね。 

  作中でもダーリンは自己投資にお金を惜しまなかった。お金も大事だが、後悔して自分の中にずっとしこりを残してはダメ。コンプレックスになってしまう。

 

◎自分を大雑把に括らない。ニッチ万歳。

妻であり、母であるなんて大雑把な括り方を自分に許すな。もっと、やりたいこと、得意なこと、放っておいても関心が向きお金や時間を使ってきたことがあるだろ。化粧品の効能表現をノート何冊にも書いているのは、君の興味だ。以前から日本の文学書の中から、美しい肌の表現を拾い続けているって言ってたね。ニッチでいいじゃないか。そこを攻めていけばいいよ」 

 著者が母だからと言う理由で子供関連の仕事をやろうとしてやる気が起きなかったときのダーリンの言葉。自分を大雑把な括りで捉えたら自分の好きなものが見えなくなるのかも。ニッチで良い。むしろニッチ万歳で好きなものに尽力するべき。